プレエンゲージメントと云う考え方

色々な理由がありますが、恋人以上結婚未満を称してアトリエ100&1と東京浅草橋のアトリエ花風里では、2人の絆を高める為の指輪作りを推奨しております。

プレエンゲージメント

2人が仕事の関係で少し距離を開けなければならない事を理由に、2人は来店しました。

結婚指輪の選択でも良かったのですが、2人はデザインの都合上シルバーを採用しました。

 

デザインとは、少し幅広で内側に拘りの花文字を刻みたかったのです。

デザイン画

幅広の指輪で18金やプラチナを選択すると地金が相当重く着き、価格が跳ね上がるのです。

結婚の時のウェディングリングにはシンプルなモノで、絆的なプレエンゲージメントでは少し遊びも入れてシルバーでも十分との解釈に至ったのです。

 

更に花文字をベテラン職人が金属に彫る時にも、最低5㎜の幅がないと不可能です。

 

細い油性のマジックを使って指輪の内側に書くだけでも相当細かい作業です。

それを指輪作り初めての2人がチャレンジするのですから・・・

彼女は頑張って、ガンバッテ書き上げましたよ。

 

結果、下書きは何とか書きましたが、彫はさすがに職人に依頼しました。

レーザー刻印

通常は細かいデザインの場合、コンピューターでデザインを起こしレーザー刻印をするのが通例ですが、レーザー刻印を使う時のデータが書き起こしの場合は、そのデータ作成料が結構するのです。

スキャニングすればいいのではなく、レーザー彫刻機が読み込める特別のソフトに書き起こすのです。

なのでデータ作成料が掛かってしまうのです。

シンプルなモノで、1万程掛かるのではないでしょうか? もちろん複雑なモノになればなるほど高くなります。これに彫刻代が加わります。

 

この花文字の場合、彫る時の花文字より更に細かいのでデータ作成だけでも更に掛かると予測できました。

その為、せっかくシルバーにしたのですから、あえてそこでコストを上げる必要は無いですよね。

指輪内文字

職人が和彫りや洋彫りを施すのではなく、マジックで書いた線を職人がなぞると云った仕上げです。

リュータ―と云い先端が細く回転してるモノでワックスに傷を付ける事で彫っていくのです。

歯医者さんの歯を削る機械と同じものなのですよ。

 

もちろん初めての2人が指輪の内側に文字を彫る事に比べれば、熟練の職人が文字を彫る方が仕上がりは綺麗です。

追加の修正料は掛かってしまいますが・・・

 

彫る事に自身のない方の選択の一つになると思いますよ。

自分で彫らないまでも、自分で書いたイラストなり文字を職人さんに仕上げて貰うと云うことですね。

 

自分の指輪に着くダイヤモンドを使う

次にこだわりを持ったのは、彼女が持つファッションリングに使われてるホワイトとブラックダイヤモンドを使い、お互いの指輪にそのダイヤモンドをあしらった事です。

彼女はそのファッションリングをとても気に入っていたので、ダイヤモンドを外したところにお互いの誕生石を入れる事が可能かを聞いてきました。

 

もちろん大丈夫です。

 

数も6個ずつ使われていた為、表に5個使いクロスに配置させ、残りの1個を其々の指輪に互い違いで使う提案をしました。

 

ダイヤモンドを外す時に爪が変形したり、取れたりすることがあるので、爪の修正はしなくてはいけませんが・・・

 

自分の持ってるジュエリーを活用しながら、プレエンゲージメントの絆リングを作る、素敵な繋がりが続けられますね。

 

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