創業者 三代二栄について

アトリエ100&1の指輪づくりは、ひとりの宝飾業界人の疑問から始まりました。「なぜ結婚指輪は、こんなに分かりにくい値段なのか」。創業者・三代二栄(みしろ ふじえ)の歩みと、いま大切にしていることをご紹介します。

アトリエ100&1創業者 三代二栄

三代 二栄(みしろ ふじえ)

アトリエ100&1 創業者。横浜生まれ、横浜育ち。宝飾業界に約40年。宝石店の企画・コンサルティングを20年以上手がけ、コンサルタント時代に「ふたりで原型をつくり、職人が仕上げる」手作り結婚指輪の仕組みをいち早く形にして、各地の工房を指導しました。2009年、金沢でアトリエ100&1を創業。これまでに3,000組以上のカップルの指輪選びに立ち会ってきました。

「100&1」はワンハンドレッドアンドワン。業界の既成概念をひとつずつ壊していく、という意味を込めています。婚約指輪は給料3か月分、結婚指輪はプラチナか18金、男性は太く女性は細く。そうした「決まり」を疑い、ふたりにとって本当に必要なものだけを残すのが、三代の指輪づくりです。

歩み

  • 横浜に生まれ、野毛山・桜木町を遊び場に育つ。
  • 宝飾業界へ。宝石の小売店の企画・プロデュースに携わり、ダイヤモンドの流通と価格の仕組みを内側から学ぶ。
  • 宝飾コンサルタントとして、手作り結婚指輪の仕組みをいち早く確立。フランチャイズとして各地の工房を指導する。
  • 2009年、金沢にアトリエ100&1を創業。「1つの原型から一対の指輪をつくる」夫婦ブランドという考え方を打ち出す。
  • 生まれ故郷の横浜に出店。東京・浅草橋には、妻と娘の名前から名づけた姉妹店「アトリエ花風里」を開く。
  • 現在は株式会社ファーストブレイクがブランドを承継。三代は創業者として、指輪づくりの考え方と技術を次の世代へ受け渡している。

大切にしていること

毎日着けて、30年もつか

指輪は、はめているだけで10年に約0.1mm削れていきます。30年で0.3mm。厚み1.5mmでつくった指輪は1.2mmになり、そこから急に変形しやすくなります。だから三代は、流行の細さより厚みと地金量を優先します。「10年もたないものを結婚指輪として提案するスタンスが、僕の中ではダメなんです」。

値段の理由を、全部見せる

見積りは、制作する当日の地金相場をもとに、基本料・地金代・加工料を単価と数量に分けてお渡しします。金の相場が上がれば指輪の価格も上がる。それを隠して指輪を薄く細くするのではなく、なぜその金額になるのかを説明して、つくるかどうかはふたりに決めてもらう。これが創業からの約束です。

職人の取り分は削らない

ふたりがつくった原型を、毎日つけられる指輪に仕上げるのは職人です。光熱費や材料費が上がるなかでも、職人に渡す工賃は下げない。「職人を育てないと、この仕事は続かない」。工房の値引きは、職人の取り分ではなく自分たちの取り分から出す、というのが三代の決めごとです。

メリットもデメリットも言って、選ぶのはふたり

相談は時間制限を設けず、1組に平均5時間。素材の長所と短所、できることとできないこと、無理なときは無理と、すべて口に出してから、選択はふたりに委ねます。10金を否定しないのもそのためです。「金の含有量が少ないから変色する」という業界の通説を疑い、自分の家族リングを10金でつくって確かめました。妻はイエロー、娘はピンク、本人はホワイトゴールド。何年たっても、色は変わっていません。

三代の言葉

指輪選びは、結婚準備で最初に取りかかる共同作業です。そこで何をどう選ぶかは、そのあとの結婚生活にも関わってくると信じています。だから、流行りや雰囲気だけで選んで終わらせてほしくない。

オーナーインタビューより

僕は業界の人間というより、お客様目線で物事を話すようにしています。業界を否定しているわけではない。育ててくれた業界だから、どうしたら良くなるかを真剣に考えているだけです。

オンライン相談での発言より

このサイトの記事について

アトリエ100&1のコラムは、三代が3,000組以上の相談で実際に話してきた内容をもとに、工房が編集して掲載しています。相場の数字は出典のある調査データだけを使い、他店を貶める書き方はしません。記事の内容についてのご質問や、ご自身の指輪についてのご相談は、公式LINEからどうぞ。