アトリエ100&1もここに戻ってきました。
元々は東京で企画された『二人で作る手作り指輪』が石川県金沢市で産声をあげ、縁あってそこをプロデュースする事になり、横浜元町店を2年前にopenし、この度アイデア構想の地、日本橋にopenする運びとなりました。
このブログから1週間後には静かにopenしてるとは思います。
幸せいっぱいの結婚生活を送りたいカップル達に支持され、数百組とご縁を持たせて頂きましたアトリエ100&1も、いよいよ古巣での幸せ作りをさせて頂きます。
江戸文化の始まり
京都に遷都され、帝は京に将軍は江戸に腰を吸えることになりました。
花の大江戸日本橋は商業の都として発展しましたが、文化も同時に江戸ならでのものがあります、歌舞伎や浄瑠璃は江戸発祥で今も世界に通じる素晴らしい文化となりました。
日本の文化は京都や大坂が中心と思われているようですが、元禄文化は京や大坂・江戸は化政文化と呼ばれどちらも庶民が中心となり華やぐ素晴らしいものです。
日本橋は五街道の起点として様々な文化が流れそして培われていったと考えても良いかも知れませんね。
江戸時代には井原西鶴や滝沢馬琴、近松門左衛門による浄瑠璃に絵画では尾形光琳、葛飾北斎なども活躍し日本橋界隈では絵草紙や浮世絵の印刷物が非常に多く『須原屋』は江戸の書物問屋や鶴屋喜右衛門など版元も多く、明治維新後も新聞社や出版企業、問屋が日本橋に集結する事になったんですね。
江戸文から地方から集まったものが上手く混ざりあい町民の手により更に発展したわけです。
芝居見物の街としても日本橋が人気であったのは、今の人形町界隈にその名残がある事でもるように、歌舞伎が大衆文化として確立したことにもあります。
芝居街として、江戸の大衆文化の中心となった日本橋には今でも、人形問屋も多く残されていて『物作り』の発信場としても多くの人が集まってきます。
日本橋高島屋
高島屋と言えば日本橋高島屋!
元は京都の木綿商『高島屋』が発祥で東京に高島屋が出来たのは明治に入ってからです。
歌舞伎座の緞帳も高島屋が手掛けたのも有名ですよね。
この高島屋は美術品の販売なども手掛けていて、呉服屋としてだけでやく『芸術や美術を東京に広める』そんな役目もあったように思います。
時代の先端を東京にもたらした高島屋は今も多くの人から愛される百貨店としてギャラリーでは様々な展示品が閲覧できます。
江戸の中心部日本橋
江戸幕府が開かれてから、江戸は賑わう大都市として発展しましたが、家康が江戸に入城した頃は何もない葦原だったんですね。
幕府の中心部を江戸に移した事で開かれていくので、0から商業や産業を作っていったのは民衆の力があっての事だと思います。
それだけ新しい時代の幕開けを皆が待ち望んでいたんでしょうね。
戦国で虐げられていた民衆が、自分達の力で生きることを望んだからこそ江戸は栄え、その中心部となった日本橋が今のようになったとも言えると思います。
幕府の御用商人や職人が多く住んでいた事もあり日本橋はどんどん問屋が増えていきます。
家康が江戸に城下を作り、中心としたことや日本橋を起点として街道を発展させた事が『物作り文化』を広め今でも商業の町を築く事になったのかも知れません。
文化人も多く『蘭学者』も日本橋界隈に住んでいたこともあり、小間物屋等も軒並みに増えていき自由な発想や文明が発展したとも考えられると思います。
この様に日本橋界隈は『物作り』発祥の地でもあり、今でも問屋が多く点在します。
若者達の間では、東京の中心部は『渋谷や表参道』になったのは日本橋の発展があったからで、古くから文化と共に歩んできた素晴らしい街並みの中には『職人の魂』が今でもあちこちに残されているんです。
昔は形のあるもの、ものを作るのは生活を豊かにする為のものでしたが現在では『温もりを感じられるもの』に変化していると思います。
確かに既製品は、見た目にも美しくブランド物ともなれば素材やデザインもとてもハイセンスですよね。
才能のあるデザイナーが作り出すトレンドは誰もが溜め息が出る程に素晴らしいものだと思います。
ですが私達がこうして既製品を手にするようになったのも、職人達がその基盤を作ったからこそのものなのです。
何かを生み出す事は誰にでも出来ますし、材料さえあれば何でも作ることが出来るようになりました。
ハンドメイドはココロのカタチ
最近はハンドメイドのお店も増えてきて『自分で作る楽しさ』『喜び』が満足度が高いと言われています。
JR浅草橋駅界隈はハンドメイドのメッカとも呼ばれアクセサリー、皮革製品、人形、玩具など様々なメーカーや問屋が存在します。
特にアクセサリーを自作するパーツを探す人達で賑わっている場所に、アトリエ100&1もopenします。
特に身に付けるものは『機械より心のこもったもの』である方が精神的な満足度が高いこともあります。
小さな子供が親に何かを作って渡すのは『物を作り出すだでなく、気持ちを渡す』意味も込められているんです。
どんなに高価なものも『気持ちが込められているかいないか』で満足度は違いますし、高価なものではなくても『手作りされたものが嬉しい』『思い出に残る』と感じる人も増えています。
私達は便利な世の中に生まれ『欲しいものはお金があれば手に入る』と言うことを知っていますが、『心』だけはお金では手に入れることは出来ません。
どんなに幸せな夫婦でも『ココロ』が繋がっていなければ形だけです。
結婚指輪は確かに婚姻の証として身に付けるものですが『ココロ』のある指輪とない指輪ではどちらが幸せでしょうか?
見た目やブランドが素晴らしくても『これから一生歩む人との誓い』が指輪に込められているものと無機質なものでは深みが異なります。
『たかが結婚指輪』と思うのなら、好きなブランドで選べばいいと思います。
でも『大切な想いをお互いに背負い、それを永遠に忘れない事が指輪の意味』と思うのなら、二人で作り上げる手作り指輪に優るものはありません。
文化と商業の街である日本橋に店を構えるのは、ここが今の日本の商業文化の発祥であるからです。
これからも『もの作りの素晴らしさ』を忘れない・後世に残す事は私達のココロを豊かにするものだと思います。
何かを作り出すエネルギーや誰かを強く思う気持ちがカタチになる程に『御守り』としても必ず二人を見守ってくれると考えるのです。
手作り指輪にはそんな意味もあると感じてくれるのなら、幸せな二人の為に力になりたい。
中途半端な指輪ではなく、幸せのカタチを作って頂きたいです。
この地にアトリエを構えるのも、物作りの素晴らしさや良さが根づいているからなのです。
2人で作る結婚指輪
感動サプライズの婚約指輪
幸せの記憶を刻むセルフメイドジュエリー
アトリエ100&1
●本 店 石川県金沢市 076-255-2896
JR金沢駅 バス 香林坊・片町 下車徒歩3分
●日本橋支店 東京都中央区 03-3661-6494
2015.12.25 OPEN
JR線 総武快速線 馬喰町駅 徒歩1分
JR線 浅草橋 徒歩3分
都営浅草線 浅草橋 徒歩3分
都営新宿線 馬喰横山 徒歩5分
●横浜 支店 横浜元町 050-5892-2508
JR線 石川町 徒歩5分
みなとみらい線 徒歩10分