2人がご来店したのは、新郎からの電話がきっかけだったと思います。
電話口での彼氏はとても物静かだったのが印象に残ってます。
彼女は鳥取の出身で現在は金沢には仕事の都合で来ているとか・・・
お会いして感じた一番は、物静かな彼氏は自衛隊に所属、格闘技に精通してる強者だったのです。
金沢おでん屋での出会い
ドラマの様な出会いもあるのですね。
2人が出会ったのは、金沢おでん屋さんのカウンター
共に一人で飲みに来ていたところに、彼氏から声を掛けたそうですよ。
その後、共に猫好きがわかり急速に接近した2人! まさに招き猫効果ですかね。
デザインへの拘り
猫の手をデザインした2人は、ダイヤモンドの位置にも拘りました。
交互の猫の手の指に見立てた場所に、非対称になるようにダイヤモンドを配置したのです。
指輪の内側には2人で刻んだ文字はもちろん、重なると寄り添う猫ちゃんのシッポがハートになるようにとのデザインです。
一番難しかったのは、文字を彫る指輪の幅と、猫の手の大きさの違いです。
一般的には同一幅なのに、幅の異なるデザインに2人で文字を刻み、その刻んだ文字、刻印を活かして猫の手を作らなければならないのです。
作り手にしても、サポートする側も一番気を遣う結構厄介なデザインなのです。
制作過程の撮影
アトリエ100&1と姉妹店のアトリエ花風里では、基本料金の中に制作過程の2人の様子をビデオに撮ります。
その時に、2人の出逢いや結婚に至るまでの事をスタッフが色々お聞きするのです。
その時のスタッフとのやり取りがとても楽しく、お客様との距離がぐっと近づくのがわかるのです。
時には結婚に対する考え方をアドバイスしたりしながら・・・
明確なプロポーズを聞いてないというカップルの時は、最後に新郎にプロポーズの言葉を促したりと・・・感動の涙を流す新婦もいるのですよ。
制作過程のビデオデータは指輪と一緒にお渡しします。
もちろん編集できる方はそれを編集して結婚式や披露宴で流すのも素敵ですよ。
プロによる編集を依頼する場合は若干の費用は必要ですが、とても感動的になるのでご検討してみて下さいな。
サプライズの婚約指輪
この制作過程のビデオを婚約指輪に使う事で、新婦にとっては涙なみだの感動を与える事ができるのです。
婚約指輪を作る時は新郎お1人での場合が多いので、スタッフが新婦に対する想いや、ご両親に対する想いをお聞きして、なるべくビデオレターになるように撮影します。
もちろん手元は新郎が新婦に向けて作る婚約指輪ですよ。
ちなみに、出来上がった婚約指輪を渡す時には手作りである事は新婦には言いません。
新婦がプロポーズの時に受け取った婚約指輪が実は新郎の手作りと知るのは、結婚式当日、披露宴や二次会での事となるのです。
新婦の脳裏にはプロポーズの時に婚約指輪を受取った感動と同時に、新郎の深い愛情を再確認して、感動の涙となることでしょう。
幸せの記憶を多く残す事、その記憶を忘れないためにも深い感動を与える事が、結婚生活を楽しく続けていくうえでも大切な事とアトリエ100&1とアトリエ花風里は考えています。