彼女へプロポーズしたいので、自分で婚約指輪を作りたいと相談に来た彼氏の印象は、医療系の仕事をしているタフで男らしい印象でしたよ。
当初は婚約指輪をと考えていた彼がペンダントに変えようとの考えに変化したのも、ごく自然な流れからです。
アトリエ100&1と姉妹店の東京のアトリエ花風里では、婚約指輪の代わりに婚約ペンダントを作る人の率が約6割強います。
結婚とダイヤモンド
婚約ペンダントと聞くと、ほとんどの人達が『えっ??』って反応をします。
宝飾業界がダイヤモンドを売る事だけに専念して、結婚の時にダイヤモンドを贈る本当の理由を教えてこなかった事が良く解ります。
彼女への深い愛と結婚への強い想いが現在のダイヤモンドの輝きに結びついた事を理解すれば、それが指輪でなくても良いと結びつくのです。
その為、子供が産まれて傷を付けてしまう恐れのある立爪のダイヤモンドより、日常的に出番の多いペンダントを選択する人もアトリエ100&1並びにアトリエ花風里には結構いるのですよ。
プロポーズの演出
プロポーズを感動的なものにしてほしいと考える女性は8割強います。
しかし、実際にはその中の3~4割程度の女性しか満足していないそうですよ。
記憶に残る感動演出は、結婚生活の中で必ず活かされます。
悲しいことなのですが、嫌な記憶の方が人間には刷り込まれやすいみたいです。
日常の当たり前の幸せは、記憶に残らない様になってるみたいです。
その為、強烈な喜びの記憶を作る事は、とても重要なのですよ。
その楽しい記憶を呼び覚ますモノが、2人で作る結婚指輪や感動サプライズの婚約指輪に繋がると考えるからこそ、私達は手作りを推奨しているのです。
その彼は彼女の誕生日にデートを計画しました。
しかし運悪く、会社から呼び出しが・・・ほんの少しだけ彼女を待たせる事になりました。
1~2時間位なら何とか彼女も理解してくれるでしょう。
実はその間に、部屋の飾り付け、手作りのバースディケーキを用意していたのでした。
彼女は1人にされた事より、この演出の為を知った歓びの方が大きい事は言うまでもないですね。
目の前に置いてある箱を開け、手作りのケーキを目にした彼女は更に驚きと感動を感じていたでしょう。
その時、彼氏からは意外な一言が・・・『ダメ!喜びが少ない!感動が伝わってこない!』『やり直し!もう一度目をつぶって最初からやって!』と言われたそうです。
取りあえず不思議に思いながらも目を閉じて待ってると『じゃあ良いよ~!』って声が聞こえ目を開けると、そこには何か光るモノが・・・
それこそが彼氏の手作り婚約ペンダントだったのです。
その後の2人がどうなったかは想像できますよね。
彼女を守るデザイン
婚約ペンダントの時は、ダイヤモンドが留まる石座(いしざ)とチェーンのエンドパーツを作って頂きます。
正面にくるダイヤモンドの石座は職人が修正する事で市販のモノと同じような仕上がりになります。
全てが市販のモノと同レベルではつまらないので、エンドパーツのみは彼氏の手作り感を若干残します。
2人に共通のデザインや、記憶に残る場所など、さまざまなデザインが出てきますが、彼が考えたデザインは、彼氏のイニシャルを抜いたモノに彼女のイニシャルを書き込むデザインでした。
デザインの意味を聞くと、自分のイニシャルの中に彼女のイニシャルを入れる事で、彼女を包み込みたい!彼女を守りたい!との理由からでした。
時間差、後からの感動
新婦は、その婚約ペンダントが実は新郎の手作りと知ったのは、結婚式当日、披露宴の時でした。
デザインや価格にこだわる事も良いですが、一番は気持ちです。
相手に対しての作る時の気持ち、相手に渡す時の気持ち、その心遣いが結婚生活には一番重要なのかも知れませんね。
心遣いのできる方、一緒にサプライズの演出を計画しましょうね。