SDGs(エスディージーズ)とは
SDGsとは何か?解り易いサイトがあったので、リンクしますね。
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略であり、2015年9月に国連で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の17個の目標の事です。最近はよく耳にするけど、改めてダイヤモンドとSDGsを照らし合わせてみました。
- 1:貧困をなくそう
- 2:飢餓を失くす
- 3:全ての人に健康と福祉
- 4:質の高い教育
- 6:安全な水とトイレの供給
- 7:エネルギーをみんなにそしてクリーン
- 15:陸の豊かさを守ろう
- 16:平和と公正をすべての人に
- 17:パートナーシップで目標を達成しよう
多様性の時代ともいわれる現在においても、やはり経済的な問題が解決すれば、掲げてる17個の目標の内、全てが全部とは言えないけど、ダイヤモンドだけでも上の様に大分改善されるんじゃないかな?
婚約指輪に使われるダイヤモンド
日本のブライダルジュエリーに使われるダイヤモンドは、99%はダイヤモンドの評価基準の4cを使ってます。
では、ダイヤモンド全ての流通量からすれば、どれ位の割合か?
これ知ってる人いたら教えて下さい。
私の予測ですが、10%程度じゃないかな? 一般的なジュエリーに使われるダイヤモンドをいれても、30%? 工業用ダイヤモンドとかもありますしね。その4cの中でもTOPとされるダイヤモンドを選ぶ理由にも本音と建前があります。
森羅万象、全ての物事には陰と陽、表と裏、本音と建前が存在すると考える私共では、後で聞いてないとか、知らなかったと思って欲しくないので、必ず全てをお話ししお客様に選択して頂きます。
殆ど、耳にする事はないと思いますが、知ると知らないでは物事の見方が変わると思いますので、お教えしますね。
店側の本音:今月の予算は?? 買う事を前提に来店してるのだから、売上が上がる様にしないと・・・
建前:ブライダルは純粋無垢の象徴(白いウェディングドレス・白無垢)・なんて素敵な花嫁さん・だから貴女には何の混じりっ気のないダイヤモンドこそが相応しいです。給料の3か月分との話もありますが、こちらのダイヤモンドであれば、最高クラスのダイヤモンドを使い、一番売れてるデザインで、どんなお召し物にも似合うと思います。そして、価格はなんと・・・給料の3か月分より全然お安いと思いますよ。
ダイヤモンドなんて初めて見る人達ばかりだから、お店側も素晴らしいダイヤモンドの話はしますが、それ以上の事は話しません。
知れば、そこにダイヤモンドの品質の事は一切ありません。
多様性や、SDGs的な考えから、もっと個性を楽しむダイヤモンドがあっても良いはずです。
白くて丸いダイヤモンドを選択する人が大半ですが、何故他にも色々なダイヤモンドがあり、それぞれが個々の人間の様に個性を持ち光り輝いでいます.
ブライダルに使うダイヤモンドが白が良いと誰が決めたのでしょうね?
カラーダイヤモンドの世界
そんな理由で、日本の宝飾店ではカラーダイヤモンドはそれ程見られません。
もちろん世界にはカラーダイヤモンドで世界的に有名なGraff(英国王室御用達)等も存在しますが、
日本のHPを見ると、最近ではブライダルや白いダイヤモンドにも力を入れてるみたいですね。それとも地域的な戦略と感じてしまいます。
日本では本当にカラーダイヤモンドの認知が低いのです。
私は逆に、狙い目だとは考えてしまうのです。
そもそもカラーダイヤモンドは4cのダイヤモンドの基準からは外れて鑑定されます。
4cの中で言うカラー(color)はDカラーから始まり、EFGH・・・Zまで用意されます。
私が20年前に聞いた時はZは黒(ブラック)と聞いていましたが、この基準もいつ変わったのでしょう?現在でもZまではありますが徐々に黄色っぽい、茶色っぽい色になり濃くなっています。
鑑定書にもアンダーN(ライトイエロー)等と謳ってれば好みもありますが、十分に綺麗な色味です。
石を留める地金をイエローゴールドにする事で、よりイエローが濃くなり素敵に見えるでしょう。
Zカラーの黄色がどの様なモノなのか?Zカラーの黄色とファンシーの黄色と見比べてみたいです。
それと、ファンシーカラーとZカラーに近いダイヤモンドも見比べてみたいですね。
とにかく色は人の感覚で決められるモノです。
綺麗の基準が人によって違うのなら、自分でこれが良い!って決めるのも絶対ありだと思いますが、市場では業界の綺麗を押し付ける傾向にあり、業界で言う綺麗しか目にできないです。
私共では、そんな古臭い概念は無視してるので、形にしても色にしても様々なダイヤモンドを見たければ、是非見に来てくださいね。
ずっと昔から多様性、SDGsを実践しています。
お薦めのFANCY(ファンシー)
このFANCY(ファンシー)が鑑定書に入ってるモノは4c基準から外れてカラーダイヤモンドとして存在します。
中には0.1ctで何十万もする、白いダイヤモンドの何倍も高いモノも存在するのです。
色の鮮やかさによってもファンシービビット○○・ファンシーインテンス○○・ファンシー○○(○○は色)となり、特殊な色も、その希少性から白いダイヤモンドの何倍もする事があるのですよ。
赤・紫・緑・オレンジ・ピンク・ブルー・イエロー・ブラウンと様々な色が存在しますが、趣味で選ばれるなら、どれもファンシーが冠についてるモノにすると間違いないでしょう。
ファンシーがついてなくても、薄い黄色や、ピンクなども地金の色と合わせる事で、更に綺麗に見えてきます。
ダイヤモンドの個性は人の個性と同じ
ダイヤモンドの4cはカラー・カット・カラット・クラリティとありますが・・・
カラーは色・カラットは重さ(大きさ)・クラリティ(透明度・傷気)・カット(磨き)となります。
カラーダイヤモンドは、色に重きを置くので、カットグレードは無くなります。その為色を濃く見せる為に白いダイヤモンドより厚くカットする事もあるのです。
傷気(クラリティ)を無傷が最高と言いますが、100年前の基準で10倍のルーペでの無傷で、それも人間の目が判断します。
現在の技術を持ってすれは・・・20倍・30倍・50倍のルーペを使ったら?
中にはその傷が特別な形に見えると、その人にとっては特別なモノになるのです。
実際、天使の羽の様に見えるモノは、コレクターの中では非常に貴重なモノでもあるのです。
痘痕も靨(あばたもえくぼ)との言葉があるとおり、ダイヤモンドをいわゆる標準的な選択をするのでなく、個々の個性を大切にした選ばれ方がされる多様性の時代に向かって欲しいですね。