はじめに
この度は、アトリエ100&1の電子書籍『幸せになりましょ!』をダウンロードしていただき、誠にありがとうございます。
宝飾業界に30年、ブライダル業界に12年身を置き、数千組のカップルと実際に接した経験から、どのようにすると幸せな結婚生活を続けることができるのかを考えてみました。個人的な考えもあるとは思いますが、これから結婚しようとするカップルに少しでもお役に立てればと思い、アドバイスをさせていただくことにしました。
このたびご縁があってお読みいただいた方が、幸せな結婚生活を続けれられることを願っています。
羨ましいほど仲の良い夫婦の共通点
仲良く手を繋いで歩いているご夫婦の姿を見かけると、とても微笑ましいですよね。特にご年配のご夫婦ですと、素敵に齢を重ねられたのだと、羨ましくなりますね。
そんな羨ましいほど仲の良いご夫婦に共通する特徴を探ってみましょう。
これから結婚しようとするカップルにとっても参考になっていただければ嬉しいです。
(1)お互いに理解し合い、思いやっている
最も大きな特徴は、仲の良い夫婦ほど、お互いに理解し合い、思いやっていることです。
いつも相手の考えていることや行動を理解し、相手の立場でものごとを考えるように努力しているように思えます。このような相手に対する配慮が、お互いの信頼感を高め、仲睦まじい夫婦を作り上げているのでしょう。
簡単なことのように思えますが、これがとても難しいのです。夫婦といえども元はまったくの他人、しかも異性ですから、理解し合うことさえままならないことが多いのです。
このような理想的な状況は、長い結婚生活の積み重ねから生まれてくるものかもしれませんね。
(2)夫婦の会話を大切している
至極当たり前のことですが、夫婦円満には、お互いの意思を疎通させることが重要だと思うのです。意思疎通させるためには会話が不可欠ですね。仲の良い夫婦は、2人の会話の時間をとても大切にしているように思えます。
会話の内容は何でも構わないと思うのです。話すことがなければ、今日あったことや近所の噂話、それもなければ、夕飯の内容の話でも、ともかくいつも夫婦で会話をすることが大切なのです。
結婚生活を続けているうちに様々なトラブルが起こります。そんなとき、1人で悩んだりせずに相手に相談することが最も簡単な解決方法かもしれませんね。2人で会話を重ねることで、解決の糸口を見つけることができるかもしれませんからね。
(3)いつも感謝の気持ちを表わしている
夫婦の間でも、感謝する気持ちを言葉にして相手に伝えることがとても大切なことですね。
「ありがとう」とひと言口に出すだけで、感謝の気持ちが相手に伝わります。
普段の生活から、たとえ些細なことでも、相手が自分のために何かしてくれれば、その場で素直に感謝の意を「ありがとう」という言葉にして相手に伝えれば、その言葉を聞いた相手も「よし、頑張るぞ!」という気持ちになると思うのです。
仲の良い夫婦は、「ありがとう」以外にも、「ごめんなさい」「大好き!」「愛している!」など、長く一緒にいれば言わなくなる言葉をしっかり口に出して相手に伝えるようにしてますね。
共通点を理解できても、実行に移すことは難しい
羨ましいほど仲の良い夫婦の共通点を理解できたとしても、それを実行に移すのは簡単なことではありませんね。
たとえ熱烈な恋愛の末に結ばれた2人でも、実際の結婚生活がうまくいくとは限りませんよね。これまでまったくの他人である異性の相手と共同生活を始めるわけですから、思いどおりにならないことの方が、たぶん多いはずだと思うのです。
長く結婚生活を続けられた夫婦だからこそ、できる共通点かもしれませんね。
でもなぜできないのかをよく考えみる必要があります。それが、幸せな夫婦生活を続けられるヒントに繋がると思うからです。
(1)相手のすべてを理解することはできない
結婚当初は、相手のすべてを理解していると思っていても、時の経過とともに、悪いところが気になり始め、次第にそれが許せなくなる人もいます。
心変わりしたわけでもないのに‥‥。今でも愛しているのに‥‥。なぜ‥‥?
「恋は盲目」という言葉があります。「恋」という漢字は、下に「心」がありますので、下心から始まるといわれています。つまり相手に対する願望や欲望に駆られることが多いのです。相手の良いところだけを好きになって、悪いところが見えないのです。
恋は、時間とともに愛に育っていきます。「愛」という漢字は、真ん中に「心」がありますので、真心から始まるといわれています。真心は、相手を思いやる心です。愛とは、相手の良いところも悪いとこともひっくるめて好きなり、すべてを受け入れることだと考えるのです。
相手の悪いところだけが気になり、それが許せなくなるのは、まだ恋の段階で、愛まで育っていないのかもしれませんね。
そもそも相手のことを100%理解しようとしても、それは無理なことなのです。夫婦といっても、元はまったくの他人で、しかも異性ですから。相手のすべてではなく、大部分を理解し、ぴったり寄り添わずに少し距離を置くことも大切だと思いますよ。
少し距離を置くことは、決して他人行儀ではなく、お互いの人格を尊重することにほかなりません。夫婦といえども、固有の人格を有し、自分だけの領域があります。その領域に、たとえ夫や妻であったとしても土足で踏み込むことは許されません。お互いに束縛や干渉をしないことも、相手を思いやることと考えるのです。
(2)夫婦で会話をしたくても時間がない
夫婦でゆっくりと会話をしたいが、その時間がないと言い訳している人はいませんか?
「仕事や家事が忙しいから」「小さな子どもがいるから」「お互いの休みが合わないから」などといって、最初から諦めてはいけませんよ。時間は、作り出すものです。努力を惜しまず、ほんの短い時間でも2人だけの時間を作ることが大切なのです。
たとえ5分でも、10分でも構いませんから、夫婦で会話をするようにしましょうね。
そしてたまには、会話の延長として、喧嘩をしてもいいのではないでしょうか?
お互いに本音を言い合える関係が大切だと思うのです。2人の価値観の違いからぶつかることもあります。そのときは、お互いに自分の思っていることを曝け出して、腹を割って話し合ってこそ、2人の絆は深まると思うのです。
(3)なかなか感謝の気持ちを言い出せない
夫婦の間では、言葉に出さなくても、相手がわかってくれているって思っている人、いませんか?
それはまったくの幻想ですね。あなたも相手に対して何で分からないんだろう?何で分かってくれないの?と感じたことありますよね?
夫婦生活が長くなると、あえて口に出さなくても、当然のように相手がわかってくれるだろうと勝手に思い込んでいる人が案外多いのです。相手が何を考えているのかなんて、本当のところは誰にもわかりません。言いたいことは、しっかりと言葉にして相手に伝えることで、本当の意志の疎通ができると思うのです。
結婚生活を楽しむことを心がけよう!
いくら頭の中で考えても、実際の結婚生活がうまくいくとは限りませんね。
これから結婚しようするカップルは、これまでの仲の良い夫婦の共通点やそれを実行することを難しく考えず、あくまでも参考例と捉えるのがいいのかもしれませんね。
あまり難しく考えずに、取り敢えず結婚生活を楽しむことを心がけては、いかがでしょう?
(1)ゲーム感覚を大切にしよう!
真面目に結婚生活を送らなければならないことは、いうまでもありませんが、すべてを真面目に理詰めで生活するとなると、楽しさを奪い、息が詰まり、何の喜びも感じなくなりますよね。
例えば、収入が少なくて家計が苦しいとき、何もかも切り詰めて生活するのではなく、ゲーム感覚で工夫することを楽しんでみてはいかがでしょう?
余裕を持って考えると、案外色々な発想が浮かぶものです。やり繰りや節約を楽しんで、生活の知恵を出せれば、期待した以上の成果を挙げることもできると思いますよ。
我が家では買物をするときにおつりで500円玉を得るように支払い、500円玉はどんなときも使えないルールを作り貯金箱に入れます。
10円でも1円でも良いのですが、貯金箱を開けたときの醍醐味はやはり500円ですね。
なかったもの貯金として、一杯になったら家族旅行として使うことにしています。
もう1つは、新しい料理の開発ですね。
安くて美味しい料理開発ができたときは本当に楽しいですよ。
このように家事や家計をゲーム感覚で楽しむことができたなら、きっと心にゆとりを持った幸せな結婚生活を送ることができるのでしょうね。
(2)コミュケーションをとろう!
結婚生活を楽しむ上で大切なのは、2人でよくコミュニケーションをとることですね。メールでも何でも、お互いの意思を疎通させていれば、相手に誤解や勘繰りを与えることもなく、お互いに心の底から楽しむことができると思うのです。
2人の意見が対立したときなどは、よく話し合うことが解決の早道です。自分の主張を通すだけではなく、相手の意見を聞き、なぜそう考えるのか?を聞きましょうね。その答えが自分のためを見据えた考えなのか? 自己本位の考えなのか? を分析すると相手の真の性格が理解できてきます。結果的に2人の折衷案をとることになっても、お互いに納得したものであれば、あとになってトラブルが起きることも少なくなると思うのです。
悩みごとがあるときも、同じです。1人で悩んでいても何も解決されませんが、相手に相談することで、思わぬ解決策が見つかることもありますね。
毎日5分でも、10分でも構いませんから、2人で一緒にいるときは、常にコミュニケーションをとることを心がけましょうね。
(3)2人で出かける時間を作ろう!
共働きの夫婦であれば、できる限り休みの日を合わせて2人で出かけましょう。
子どもがいる夫婦であれば、2人で出かけることが難しくなりますが、何とか工夫して、2人で出かけるように心がけてみましょうね。
レストランで食事をしたり、映画やお芝居を観たりして、デートをするのが一番ですが、あまり費用をかけられない場合は、スーパーや量販店に行って、一緒に買い物をしてもいいのではないでしょうか。大切なのは、2人だけで共有する時間を作ることです。
(4)誕生日や結婚記念日を特別な日にしよう!
結婚生活のスパイスになるのが、非日常の演出です。
誕生日や結婚記念日などの記念日は、特別な日として普段とは違った特別なイベントをしてみてはいかがでしょう? 特にお金をかける必要はありません。いつもよりも少しばかり贅沢をして、食事をしたり、ケーキを買ったり、プレゼントを贈ったりして、非日常を演出することで、結婚生活の適度なスパイスになるはずです。プレゼントも高級なものはいりません。気持ちが伝われば、一輪の花でもいいと思うのです。
誕生日や結婚記念日などの記念日を忘れてしまっては台なしになりますので、必ず覚えておきましょうね!
(5)新婚当時を思い出そう!
結婚生活が長くなればなるほど、新婚当時のラブラブな生活を忘れがちになります。
「初心忘るべからず」ということわざがありますが、何ごとにおいても、始めた頃の謙虚な気持ちを忘れずに持ち続けなければなりません。これは結婚生活にもあてはまります。新婚当時を思い出すだけで、2人の関係がより深まり、新鮮な気持ちで相手と接することができるのです。
幸せな結婚生活を続けるためには、忘れがちになる新婚当時を思い出すことが何よりも大切なことだと思うのです。
結婚であれ社会生活であれ、人はなぜ人と関わり生きていくのか?
最後に伝えたい事は、様々な喜びや苦難や苦難のその大半は対相手、人に対しての事です。
様々な人との関わりの中で、社会において様々な苦難が訪れてしまいます。
結婚生活も小さな社会と捉えれば同じです。
これを避けて通ることはできませんが、この時の自分のイラつく気持ちの原因を知る事で、納得しなくても我慢できる事もあります。
何故、私は苛ついているのだろうか?
何故、相手はその様な行動や言葉を発するのか?
これらを考え、回答が見える事で納得する事ができれば、そのイラつきは消え、苦難を乗越えることになります。そして人は人として一歩成長できるのです。
結婚生活もお互いに切磋琢磨して、人間的に成長する為に神様が2人を結びつけたと考えてはどうでしょうか?
お互いに切磋琢磨を怠れば、相手はより輝く人に目が向きます。
この様に結婚生活を2人が人間的に成長する機会なんだと考えられる事ができれば、2人は必ず素敵な結婚生活をおくることができると思います。
結婚生活を陰ながら支えてくれるのは結婚指輪!
結婚生活を陰ながら支えてくれるのが、さり気なく2人の左手薬指におさまる結婚指輪ではないでしょうか?
私たちアトリエ100&1では、これから結婚しようとするカップルが手作りの結婚指輪を作ることをお勧めしています。
手作りの結婚指輪は、まず2人で相談して基本となるデザインを決めて、指輪の原型を作ります。そのあと指輪の内側に自分たちの手で日付やイニシャルを刻みます。この作業がともて大変ですが、でき上った瞬間、2人で協力して作り上げたという達成感で胸がいっぱいになります。世界に1つしかないオリジナルの結婚指輪を2人で協力して作り上げたことが、既製品では味わえない感動を呼び起こし、幸せの記憶として胸に刻まれるのです。
そして手作りの結婚指輪を見るたびに、2人で苦労しながら指輪の内側に日付やイニシャルを刻み込んだことが幸せの記憶として甦り、新婚当時を思い出させてくれるのです。
新婚当時を思い出すには、まさに打ってつけなのが、手作りの結婚指輪ではないでしょうか。
私たちアトリエ100&1以外にも多くの手作り指輪の店がありますので、なぜ2人で手作りするのか?を確認しながら、ぜひ素敵な結婚指輪に出会ってくださいね。
結びに
いかがでしたでしょうか?
羨ましいほど仲の良い夫婦の共通点を紹介して、これから結婚しようとするカップルが幸せな結婚生活を続けられるようにエールを送りさせていただきました。大切なのは、あまり難しく考えずに、仲の良い夫婦の共通点を参考程度に考えて、結婚生活を楽しむことを心がけることではないでしょうか。
ゲーム感覚を大切にすること。コミュニケーションをとること。2人で出かける時間を作ること。誕生日や結婚記念日を特別な日にすること。いつも新婚当時を思い出すこと。
ぜひこの5つことを実行してみてください。きっと幸せな結婚生活を続けることができると思いますよ!
これから結婚されるお2人の末永いお幸せを心よりお祈りいたします。
2人で作る結婚指輪・感動サプライズの婚約指輪 アトリエ100&1 スタッフ一同