結婚指輪の相場は、2人分でおよそ32万円——これが最新調査による平均額です。ただし「平均」だけを見て判断すると、実態を見誤ります。実際には価格帯が二極化しており、また近年は金やプラチナの価格高騰が相場を押し上げています。結論として、大切なのは「平均に合わせる」ことではなく、「その価格に何が含まれているか」を見極めることです。
この記事では、結婚指輪の最新の相場データを整理したうえで、手作りの場合にペア30万円〜が目安になる理由を、料金と素材を全項目開示している工房の視点でお伝えします。

結婚指輪の相場は「2人分で約32万円」が最新の平均
まず、最新の調査データを見てみましょう。
リクルートブライダル総研の「結婚マーケット調査2025」(2026年1月公表)によると、結婚指輪(2人分)の平均購入金額は32万1000円でした。内訳は、夫の指輪が平均16万4000円、妻の指輪が平均20万円です(※夫・妻の平均は回答ベースが異なるため、単純に合計した数字とは一致しません)。
「25〜30万円くらいでは?」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、最新のデータでは平均が30万円を超えています。この背景には、後述する地金価格の高騰があります。
平均だけでは見えない「価格帯の二極化」
ここで注意したいのが、「平均=いちばん多い価格帯」ではない、という点です。
同じ調査で価格帯の分布を見ると、次のように分かれています。
| 価格帯 | 割合 |
|---|---|
| 20万〜25万円未満 | 19.4%(最多) |
| 50万円以上 | 18.9% |
| 30万〜35万円未満 | 17.1% |
最も多いのは「20万〜25万円未満」ですが、その次に多いのが「50万円以上」という、二極化の傾向が見られます。つまり、「相場は32万円」という一つの数字だけで判断すると、実態からずれてしまうのです。
大切なのは、平均や周りに合わせることではありません。おふたりが「何に価値を感じるか」で予算を決めることです。素材の質、厚み、デザイン、そしてつくる体験——どこにお金をかけたいかは、カップルによって違って当然です。
相場が上がっている最大の理由は「金・プラチナの高騰」
近年、結婚指輪の相場が上昇している最大の要因は、地金(じがね)価格の高騰です。ここは数字で見ると、影響の大きさがよくわかります。
田中貴金属工業が公表している金の年間平均小売価格(税抜)の推移を見てみましょう。
| 年 | 金の年間平均小売価格(1gあたり・税抜) |
|---|---|
| 2019年 | 4,918円 |
| 2020年 | 6,122円 |
| 2022年 | 7,649円 |
| 2024年 | 11,718円 |
| 2025年 | 17,302円 |
2020年から2025年のわずか5年で、金価格はおよそ2.8倍になりました。プラチナも2025年に急騰しており、指輪の主材料である貴金属が、かつてないほど高くなっているのが現状です。
つまり、同じデザイン・同じ重さの指輪でも、数年前と今とでは価格が大きく変わります。「昔はもっと安かったのに」と感じるのは当然で、それはお店が値上げをしたからではなく、素材そのものの相場が上がっているためです。

購入先のタイプによっても、相場感は変わる
同じ「結婚指輪」でも、どこで購入するかによって価格の考え方は変わります。ここは優劣ではなく、それぞれの特徴として整理してみます。
- ハイブランドの路面店:ブランドの世界観やアフター網に価値がある一方、同じ地金量でも価格帯は高めになる傾向があります
- 量販タイプの店:在庫から選べて手に取りやすい反面、内訳が「一式」でまとめられていることがあります
- 手作り工房:原型からつくるため、幅・厚み・加工を指に合わせて調整できます。価格は素材と加工の合計で決まります
どのタイプにも良さがあります。大切なのは、価格そのものより「その価格に何が含まれているか」を確認できるかどうかです。実際の仕上がりが気になる方は、制作事例で価格帯ごとの作例をご覧いただくと、イメージがつかみやすくなります。
手作りの場合、相場はどうなる?ペア30万円〜の理由
では、手作り結婚指輪の場合はどうでしょうか。
100&1の手作り結婚指輪は、ペア30万円〜が目安です。これは、先ほどの平均額(32万1000円)と大きく変わらない水準です。「手作りだから特別に安い/高い」ということはなく、価格を決める構造は既製品と同じだからです。
指輪の価格は、大きく3つの要素で決まります。
- 制作の基本料:ふたりでデザインし、原型をつくる工程の技術料
- 地金代:プラチナ・ゴールドなど、使う貴金属の量と相場で変わる部分
- 加工費:仕上げ・刻印・表面加工など、選んだ内容によって変わる部分
このうち地金代は、前述の通り相場で日々変動します。だからこそ100&1では、見積もりの際にこれらを項目ごとに開示し、「今日の相場だと地金代はいくら」まで明確にお伝えしています。何にいくらかかっているかが見えれば、その価格に納得したうえで選んでいただけます。手作りの値段の内訳については料金と素材のページで詳しく解説しています。
相場を踏まえて、後悔しない予算の決め方
最後に、相場データを踏まえた予算の考え方を整理します。
- 平均に縛られない:32万円はあくまで平均です。20万円台でも50万円以上でも、納得して選んだなら、それが正解です
- 削ってはいけない部分を知る:価格を抑えたいとき、厚みや地金量を削ると変形しやすくなります。安く見せるための「削り」には注意が必要です
- 内訳で判断する:総額の安さより、「何にいくらかかっているか」で比べると、価格の妥当性が見えてきます
相場はあくまで出発点です。おふたりにとっての「ちょうどいい」を見つけるお手伝いをしますので、予算の相談だけでもお気軽にどうぞ。
相場がわかったら、次は工房の見極めです。どの工房にも使える確認ポイントは工房選びの5つのチェックポイントに。既製品と手作りで迷っている方は既製品と手作りの比較もあわせてどうぞ。横浜で探している方は横浜で結婚指輪を安く作る?を、購入の時期から逆算したい方は結婚指輪はいつ買うかをご覧ください。
よくある質問
結婚指輪の相場は2人分でいくらですか?
最新の「結婚マーケット調査2025」(リクルートブライダル総研)によると、結婚指輪(2人分)の平均購入金額は32万1000円です。ただし価格帯は「20万〜25万円未満」が最多で「50万円以上」も多く、二極化しています。平均はあくまで目安として、おふたりが価値を感じる部分で予算を決めるのがおすすめです。
なぜ最近、結婚指輪の相場が上がっているのですか?
最大の理由は、金やプラチナといった地金価格の高騰です。田中貴金属工業の公表データでは、金の年間平均小売価格は2020年から2025年でおよそ2.8倍になりました。素材そのものの相場が上がっているため、同じデザイン・重さの指輪でも価格が上昇しています。
手作りだと相場より安くなりますか?
「手作りだから安い」ということはありません。価格を決めるのは素材・加工・仕上げの内容で、その構造は既製品と同じです。100&1ではペア30万円〜が目安で、これは全国平均と大きく変わらない水準です。ただし見積もりの内訳を全項目開示しているため、予算に合わせた調整のご相談は可能です。
結婚指輪の相場は、金・プラチナの高騰を背景に上昇していますが、大切なのは平均に合わせることではなく、価格の中身を見極めることです。100&1では、その内訳をすべてお見せしたうえで、おふたりに合った一組をご提案します。予算のご相談だけでも歓迎です。まずはLINEで、お気軽にお声がけください。
