関内・馬車道さんぽ〜工房のまわりで過ごす指輪づくりの日

ショーケースのサンプルリングを見るカップル

関内でのデートに、大がかりな計画はいりません。100&1の横浜店は、みなとみらい線・馬車道駅から歩いて5分の弁天通にあります。指輪をつくる日は、この駅ひとつぶんの範囲だけで、ちゃんと一日が成立します。みなとみらいまで足を伸ばさない。そう決めてしまうほうが、かえって濃い一日になることがあります。この記事は、工房のまわりを歩くだけの過ごし方の話です。

関内・馬車道エリアにある100&1横浜店のショーケース
目次

なぜ、みなとみらいまで行かないのか

指輪をつくる日は、移動を増やすと落ち着かなくなります。

原型となるワックス(ロウ)を削る作業は、思っていたよりも集中します。ふたりで手元をのぞき込んで、削っては指に当てて、また削る。終わったあとに電車に乗って、人の多い場所へ移動して、順番に並んで、写真を撮って。そこまで詰め込むと、その日いちばん大事だったはずの時間の記憶が、あとから薄まってしまいます。

だから私たちがおすすめしたいのは、工房から歩ける範囲で一日を閉じてしまうことです。関内・馬車道は、それができる街です。

理由は街のかたちにあります。この一帯は開港期に整備された区画をそのまま引き継いでいて、道がおおむね碁盤の目に並んでいます。曲がっても方角を見失いにくい。海に向かって歩けば港に出る、という単純さがあります。地図を見つめる時間が短くて済むぶん、隣にいる人と話す時間が増えます。

みなとみらいをきちんと回りたい日は、日を分けるほうがうまくいきます。観覧車も赤レンガも、片手間に寄る場所ではないからです。そちらはみなとみらいを回る一日デートにまとめてあります。夜景やプロポーズの場所を探している方は横浜のプロポーズスポットのほうが役に立つはずです。

工房はどこにあるのか

100&1の横浜店は、横浜市中区弁天通3-48 弁三ビル405にあります。フォトジェリッシュ横浜店の中にある工房です。

最寄り駅所要
みなとみらい線 馬車道駅徒歩5分
市営地下鉄 関内駅 3番出口徒歩5分
JR 関内駅徒歩7分

三方向から歩いて5〜7分という位置なので、待ち合わせがしやすいのが正直なところの利点です。ふたりが別々の場所から来る日でも、「関内駅で」「馬車道駅で」とどちらに寄せても大差がありません。

工房は完全予約制です。ふらりと立ち寄れる店構えではないぶん、ご予約の時間はおふたりのための時間になります。最新の営業時間と空き状況は、公式LINEでご確認ください。店舗そのものの案内は横浜店のページにまとめています。

制作の前後にできた時間を、どう使うか

指輪づくりの日には、たいてい前後に時間が生まれます。早く着いてしまった朝の30分。削り終えたあとの、まだ帰りたくない夕方。この時間の使い道を決めておくと、一日の印象が変わります。

工房で道具を手に笑い合うおふたり

前の時間は、静かなほうへ

始まる前は、あまり歩き回らないほうがいいと思っています。手が疲れていると、細かい作業がしづらくなるからです。

工房の周辺には喫茶店が多くあります。関内・馬車道はもともと業務地区なので、朝から開いている店の選択肢がある街です。座って、コーヒーを一杯飲みながら、どんな指輪にしたいかをもう一度ふたりで確かめる。刻む文字を迷っている場合は、この時間に落ち着くこともあります。

あとの時間は、外の空気へ

削り終えたあとは、逆に少し歩くのがおすすめです。手を動かしたあとの頭は、案外ぼんやりしています。

海のほうへ十数分歩くと、象の鼻パークに出ます。港に突き出した弓なりの防波堤がそのまま名前になった公園で、開けた水面と行き交う船が見えます。ベンチに座って、さっきまで自分の手の中にあった形の話をする。それだけで十分な時間になります。開園状況や催しの有無は、お出かけ前に公式でご確認ください。

その日のうちに指輪を受け取れるのか、後日のお渡しになるのかは、デザインと工程の組み方で変わります。この点は即日と後日のちがいで説明しています。

金額の目安だけ先に知りたい、という方へ。
見積りシミュレーターなら、地金代と加工費を分けた概算をその場で出せます。来店の前に、数字だけ確かめておくこともできます。相談だけでも大丈夫です。

歩いて出会える、この街の記憶

関内・馬車道の面白さは、観光名所を目指さなくても、歩いているだけで昔の横浜に何度もぶつかることです。

  • 日本で最初のガス灯。明治5(1872)年、高島嘉右衛門のガス会社によって馬車道や本町通りにガス灯が灯りました。馬車道沿いには記念碑と、当時をしのぶ復元のガス灯が置かれています。
  • アイスクリーム発祥の地。昭和51(1976)年に日本アイスクリーム協会が寄贈した「太陽の母子像」が馬車道に立っています。日本で初めてアイスクリームが売られた場所を記念したものです。
  • 重厚な石とレンガの建物。馬車道から日本大通りにかけては、装飾の濃い古い建物が現役で使われています。歩きながら見上げるだけでも景色が変わります。
  • 横浜市開港記念会館(ジャックの塔)。時計塔のある赤レンガの建物で、外からの眺めだけでも見応えがあります。内部の一般公開は日が限られているので、中まで見たい方は事前に公式でご確認ください。
  • 横浜開港資料館。日本大通りにある資料館です。開館日は変わることがあるため、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。
  • 横浜税関の資料展示室「クイーンのひろば」。緑のドームが目印の建物の中にある展示室で、港と税関の歴史をたどれます。こちらも公開日はお出かけ前に公式サイトでご確認ください。

ここに挙げたのは、いずれも工房から歩いて行ける範囲にあります。全部を回る必要はありません。ひとつかふたつ、その日の気分で寄れば十分です。

指輪に彫るモチーフを探している方にとって、この散歩は思いのほか実用的でもあります。ガス灯の形、建物のアーチ、港の水面。「ふたりで見たもの」から刻印を決める方はいらっしゃいます。

東京から来る日、仕事の合間に来る日

関内・馬車道の立地は、遠方から来る日にも、平日の合間に寄る日にも向いています。

東京方面からは乗り換えが少なく、駅を出てから工房まで歩く距離も短い。荷物が多い日でも歩き通せる範囲です。移動の組み立て方は東京から横浜へ来るという選択にまとめました。

平日に仕事の都合をつけて来られる方もいらっしゃいます。初回の相談だけ先に済ませて、制作日を別に取るという分け方もできます。時間の作り方については平日に予定を合わせて来る日の考え方をご覧ください。営業時間は変わることがあるので、時刻の目安はご予約時にご確認いただくのが確実です。

費用のことも、先に知っておきたい方へ

散歩の話ばかりしてきましたが、指輪そのものの費用も気になるところだと思います。

100&1の参考価格はペア30万円〜が目安です。地金相場や素材、幅・厚みによって変わります。以前は10万円台でご案内できていたものが30万円台になったのは、金相場の高騰が理由です。田中貴金属工業の年間平均で、金は2020年の6,122円/gから2025年には17,302円/gへ、およそ2.8倍になりました。ごまかさずにお伝えしておきます。

手作りで仕上げた結婚指輪のペアを着けたふたりの手

見積りは制作基本料・地金代・加工費の3層で、単価×数量まで開示しています。石留めなどのオプションは加工費にあたる部分で、見積書では別項目として並べます。何にいくらかかっているのかが見えるようにしておきたいからです。

横浜という土地での費用感や、店のタイプによる違いは横浜で結婚指輪をつくるときの費用にまとめています。

よくある質問

関内・馬車道だけで一日を過ごせますか?

過ごせます。工房から歩いて行ける範囲に、喫茶店や歴史的な建物、海沿いの公園が集まっています。移動時間が短いぶん、指輪づくりに気持ちを向けやすい一日になります。

工房までのアクセスを教えてください。

みなとみらい線・馬車道駅から徒歩5分、市営地下鉄の関内駅3番出口から徒歩5分、JR関内駅から徒歩7分です。住所は横浜市中区弁天通3-48 弁三ビル405になります。

予約なしで見に行くことはできますか?

完全予約制のため、事前のご予約をお願いしています。最新の営業時間と空き状況は公式LINEでご確認ください。

雨の日でも予定が崩れませんか?

工房での制作は屋内で完結します。散歩の部分だけを短くすれば、その日の予定はそのまま進められます。

みなとみらいや夜景も一緒に楽しみたいのですが。

同じ日に詰め込むより、日を分けるほうが満足度は上がると思います。みなとみらいを回る日はこちらの記事を、夜景やプロポーズの場所をお探しの場合は横浜のプロポーズスポットをご覧ください。

指輪をつくった日のことは、指輪を見るたびに思い出します。だからその一日は、詰め込みすぎないほうがいいと思っています。関内・馬車道は、そういう一日にちょうどいい広さの街です。歩いて、座って、また歩く。それくらいで足ります。

日程のご相談や、当日の過ごし方の組み立ては、お気軽にお声がけください。

この記事を書いた人

三代 二栄のアバター 三代 二栄 アトリエ100&1 創業者

アトリエ100&1創業者。横浜生まれ。宝飾業界約40年、宝石店の企画・コンサルティング20年以上。手作り結婚指輪の仕組みをいち早く確立し、2009年に金沢で創業。3,000組以上の指輪選びに立ち会う。信条は「毎日着けて30年もつか」。

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