【地金高騰】2020年今後の予測

昨年末、2019年12月末から急激な地金高騰が起きてますが、これから結婚指輪や婚約指輪を用意しようと考えてる2人に地金が上がると末端価格でどれくらい変わるのかを簡単に説明してみようと思います。

宝飾業界で使う地金

使う地金は未だ未だありますが、結婚指輪や婚約指輪の価格に繋がりやすい地金を少しご説明しますね。

言わずと知れた宝飾業界では知れた素材です。純金では指輪等に加工しても柔らか過ぎるため耐久性に難があり、合金にすることで強度を持たせます。よく聞くものにK18とか、K14、K10とかあります。

純金がK24なので、K18は18/24で、75%の金含有量となります。K14は約58%の金、K10は約42%の金含有量を表します。

合金の割合が多いほど硬くなりますが、その合金のベースに使われる素材も価格には影響してきます。

一般的には銀(シルバー)や銅などを使いますが、ホワイトゴールド等もともと黄色い金を白くするために使うパラジウムなどは、単体でも金よりも高いので、同じK18表記でも、イエローゴールドとホワイトゴールドでは、地金そのものが高いパラジウムを使うホワイトゴールドの方が高くなります。

プラチナ

30年ほど前、筆者が宝飾業界に入りたての頃は、プラチナは金相場より倍ほどの地金価格でした。

その為、同じ形なら金製品より倍以上の価格がつくので、業界あげてのプラチナのプロモーションをしました。

派手に感じる金より、奥ゆかしさの中の美を感じる日本人にプラチナは嵌りました。そこからプラチナ神話が産まれたのです。

現在は金とプラチナの地金価格が倍はいかないにしても逆転しています。

白系の指輪を希望するなら、間違いなくプラチナですね。

ただ、プラチナは硬さを求めて合金にしたとしても、未だ未だ柔らかい素材なので、強度を持たせるために、少量のパラジウムを混ぜ、ハードプラチナや硬化処理などを用いた方が良いと思います。

パラジウム

K18ホワイトゴールドの割金や、プラチナの割金として使われますが、ロー材(金属と金属を溶接してくっ付ける時に使う材料)として多く使われます。

現在の金価格が6,000円/gを超え驚いていますが、パラジウムは8,000円/gで更に高騰しているのです。

今後はサイズ直しなどにロー材が使われるために値上がりすることは必至だと思われます。

ロジウム

プラチナやホワイトゴールドの最終仕上げで、表面を更に白くするために、ロジウムメッキ加工をされる所が多いですが、このロジウムと言う素材は、なんと38,000円/gとなってます。

パラジウムやロジウムが表に出ることはあまりない素材ですが、製品を作るときに必ず使う地金です。これがこれ程上がってきてるの、製品もおのずと価格が上がってしますのです。

地金高騰の要因を考察

これが原因と一事で言えるモノはありません。いくつかの要因が重なることで、経済的な不安、紛争など戦争に通じる不安などが様々に組み合わさってるとおもいます。

経済的な不安

日本国内だけ見ても判断できないですが、日本国内では既に29年ともいえる景気後退をバブル崩壊から継続中ですが、世界に目を向ければ間違いなく今回の新型コロナウィルスは世界的な経済不安の一端を担うと考えます。

新型ウィルスが中国武漢で発生したことによって、全ての物流の往来が止まると考えられます。この為、中国だけでなく世界的な景気後退が進みます。

現時点で噂される、東京オリンピック開催の不安はあと数か月のうちに吉と出るか凶と出るか、仮に凶と出た時は、世界的な経済の低迷は避けられないでしょう。更に地金は高騰すると考えられます。

紛争に通じる不安

日本人は北朝鮮がミサイル発射をしても、騒ぎ立てることなく冷静にしていますが、周りを海で囲まれてる地形と単独民族であることから、その様な紛争への不安に無頓着な輩が多いと思います。

多くは書きませんが、世界を見ると紛争のニュースが飛び込んできます。このニュースが大きいほど、自国の通貨が使えなくなると不安になる地域では地金が高騰します。

そんな経済的不安と紛争的な不安が地金を高騰させます。

環境変化による高騰

プラチナが高騰してる30年ほど前は日本の自動車業界が世界一位へ向けて動いていた時期です。車の電装部品に使われていたプラチナは高騰しました。

現在はと言うと、ハイブリットから電気自動車へとモーターの時代に変わり、プラチナの需要が減ったことも価格下落の要因です。

更に世界的な環境問題に対して、co2削減は世界的な共通要因ですが、この為更に排ガス規制が厳しくなるため、触媒に使われるパラジウムやロジウムが更に高騰することも予測できます。

指輪を買うタイミング

実際に結婚指輪や婚約指輪を用意しようと考えてる2人にとってはどのタイミングで買うのが良いのかとても興味のある事だと思いますが・・・

地金相場が金の場合、500円/g円上がると、末端価格で結婚指輪の場合、使われる地金の量にもより変動しますが、細身の指輪でも数千円~1万程度価格が変わると考えてください。

1本当たりなので、男女ペアであればその倍近くが変わると思います。アトリエ100&1の場合、30年保つ事を念頭に幅や厚みを考慮し、市販品より地金をふんだんに使っております。その為1本当たり、1万から1.5万程度の価格が変わると思います。

一般のお店では地金が過去最高になる度に、プライスを付け替えています。もちろん、それを目にすることはありませんし、地金が下がったからと価格が下がることはありません。

私達手作り指輪アトリエ100&1では作る当日の地金価格がお見積もりになるので、そこと比べれば良心的なのかもしれませんが、ここまで地金が高騰すると、少し前の結婚指輪の平均価格と比べて、2~3万、それ以上に高くなるので、参考にはならなくなるかも知れません。

結論から言えば、この半年は地金は更に高騰すると思います。

その後は今の新型コロナウィルスがどの様になってるかで、世界的な経済がどの様になるのかも考慮した方が良いかもしれません。

煽るわけではないですが、今の地金高騰がお子様レベルになる可能性があるのです。

もし、半年以内に指輪を求めることを考えているならば、早い方が良いとだけお伝えしておきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です